(38)右近(うこん)

2020.10.01

こんにちは、教室長のこうちです。

 

通っている中学生の生徒たちは、体育大会!!

 

昨日の夜は、雨が降っていましたが

今日は晴れて本当によかったです!

 

コロナの影響で、中止になるかと思われた体育大会が

開催されてよかった!!

 

 

さて、本日の一首は・・・

(38)右近

【忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の 惜しくもあるかな】

忘らるるとは、忘れ去られるということ。

人とは、ここでは右近の恋人のこと。

 

右近は、女流歌人で教養があったため、

清少納言や紫式部と同じ仕事をしていました。

 

右近がつくことになったのは、醍醐天皇の娘である中宮穏子。

 

宮勤めのため、いろんな良い男がひっきりなしに訪ねてきます。

 

 

そんなあるとき、藤原敦忠という男が右近に言い寄ってきました。

 

そのまま2人は、恋人同士。

敦忠の「君への愛を神に誓うよ」という言葉を信じて

今か今かと待っていました。

 

しかし、敦忠が他の女性のもとへ通っているという噂を聞きつけました。

 

「ああ、そういえば、ここ何日も敦忠様が訪ねてきてくださいません。

私は、捨てられてしまったんですね。」

 

(あなたに忘れられてしまった私の不幸はどうでもいいのですけれど、

神に誓った愛を裏切ったあなたが、罰として死んでしまうのではないかと思うと、

とても惜しくてしかたがないのです・・・)

 

・・・右近は、とてもよくモテたそうですが、

執念深く、ちょっと湿っぽい性格だったようで

長続きはしなかったそうですよ。

 

嫌味をいうでもなく、癇癪を起こすでもなく、

「ただただあなたが心配なだけですよ」と言われ続けるのは、

男性にとっても耐え難いのではないでしょうか?

 

今の女性たちは、もっとあっさりした女性が多いように感じます。

 

まあ、一人の男性に執着していても

いいことがありませんからね・・・笑

 

 

テスト2週間前ですよ!

体育大会があり、今日はへとへとかもしれませんが、

中学3年生は、大事な内申点に関わるテストです!

 

このテストで内申点が決まるといっても過言ではありません。

 

手を抜かず、受験のためにも勉強していきましょう!

 

 

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