(66)前大僧正行尊(さきのだいそうじょうぎょうそん)
2021.01.08
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
今日の午前中はものすごい雨と風でびっくりしました!
荒れに荒れてましたね・・・
その強風のおかげで、今はとてもきれいな青空が広がっています。
さて、今年も引き続き百人一首を紹介していきます!
(66)前大僧正行尊
【もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし】
前大僧正行尊は、10歳のときに父を亡くし、12歳で出家しました。
円城寺で密教を学びましたが、まだ足りない!ということで、
修行の聖地、大峰山へ修行に行きました。
山中では不眠不休で食事も取らず、
山を駆け、新たな境地を目指し、修行を続けます。
たった一人で行う修行は、途中で心が折れそうなときもありました。
しかし、まだまだと修行を積んでいるとき
ふと見上げると、崖からきれいな山桜が咲いているではありませんか!
(ああ・・・この山奥に一人だけだと思っていたが
こんなに立派な山桜を見れるとは・・・)
きれいな山桜に感動し、前大僧正行尊は歌を詠んだのです。
「ああ、きれいな山桜よ。私がお前を愛おしいと思うように
お前も私を愛おしいと思っておくれ。お前のほかには、私一人なのだから。」
このあと、前大僧正行尊は祈祷などにすぐれ
天皇直属の祈祷師として何代にも仕えます。
81歳まで長生きし、歌人としても惜しまれながら
人生の幕を閉じます。
人一倍修行したからこそ、その人だけの特技が見出せたのでしょう。
みなさんも、好きなことが見つかれば
ぜひ時間をたっぷり費やして自分だけのものにしてくださいね!
今日から新学期!
今日は、始業式でしたね。
久しぶりに見る友達や先生たちは、いかがだったでしょうか?
部活も全くない冬休みだったそうなので
本当に久しぶりで、勉強も部活もはりきっているのではないでしょうか?
始めは、気合を入れがちですが
体力が追いつかず、ケガや知恵熱が出ちゃった!なんてことにならないように
いつもよりゆっくりなペースで、ならしていくことも大切ですよ!
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