(91)後京極摂政前太政大臣(ごきょうごくせっしょうさきのだいじょうだいじん)

2021.04.09

こんにちは、教室長のこうちです。

 

学校がついに始まりました!

久しぶりの学校はいかがですか?

 

新入生は、新しい校舎をどう感じたでしょうか?

いつもとは違う日常をこれからどんどん楽しんでいってくださいね!

 

 

 

 

さて、本日の一首は・・・

(91)後京極摂政前太政大臣

【きりぎりす 鳴くや 霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む】

 

前回に引き続き、これも本歌取りの歌となります。

 

今回は、2つの歌の本歌取りをしておりますので、

その本歌も見ていきましょう!

 

①【さむしろに 衣かたしき 今宵もや 我を待つらむ 宇治の橋姫】

昔は、枕がなく自分の着物の袖を枕代わりとして寝ることが普通だったようです。

 

「寝床に自分の着物の袖だけを敷いて、今夜も私を待つのだろうか、宇治の橋姫は。」

 

京都に宇治橋という橋があり、そこの守り神として橋姫がおりました。

 

橋姫は、比喩で遠距離恋愛で、なかなか会えない心境を

詠んだのではないかとされています。

 

 

②【あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む】

これは、だいぶ前にブログにも書きました。

 

結ばれることのない人に恋をしてしまった柿本人麻呂が

その人を思いながら、ひとりさびしく夜を過ごす歌です。

 

 

この歌を作ったとき、後京極摂政前太政大臣の妻が

亡くなってしまったそうです。

 

今までは2人で仲良く眠りについていたのに、

これからはさびしい夜を過ごさなくてはいけません。

 

10代の頃から歌人として有名であった後京極摂政前太政大臣は

①②の歌を本歌として、奥さんとの夜を思い出しながら、作ったのではないでしょうか?

 

「こおろぎが鳴く霜が降るほどの寒い夜に、

自分の着物だけで枕をつくり、ひとりさびしく寝るのだろうか。」

 

さびしい夜にも、本歌取りで歌を作ってしまうとは、

さすがエリート!といいたくなります。

 

この奥さんのことをとても大切にしていたのか、

後京極摂政前太政大臣は、38歳にして急死してしまうのです。

 

天国で仲良く2人で寝ることができていればいいですね。

 

 

 

まだまだ学校は始まったばかり!

学校が始まり、2,3日が経ちました!

 

まだ新しいクラスに慣れず、戸惑うことが多いと思います。

 

新入生のみなさんは、新しい友達作りに必死ではないでしょうか?

 

今は環境に慣れることが最優先です!

 

私も高校1年生のとき、友達がゼロでスタートし、

朝から「行きたくない」と泣きながら、家を出た記憶があります笑

 

そのあと、無事友達もでき、親友もでき、

今ではいい思い出です笑

 

今は大変でも、あのときはなぜあんなにしんどかったんだろう?と

思えるほど、楽しくなってくると思いますので、今だけがんばってくださいね!

 

 

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