(90)殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)
2021.04.07
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
今日は、とってもいい天気ですね。
春も本番に近づいてきましたね!
(90)殷富門院大輔
【見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず】
さて、今回は歌遊びから生まれた歌をご紹介します。
歌遊びの一つに、本歌取りがあります。
本歌取りとは、別の歌に返事をするように歌を作る遊びです。
今回の歌は、源重之の歌
【松島や 雄島の磯に あさりせし あまの袖こそ かくは濡れしか】
に返事をした歌です。
この歌は、
「松島の雄島の漁をする漁師のように、つらい恋のせいで私の袖も濡れてしまったよ」
という意味です。
これに対して、殷富門院大輔は
その恋の相手である女性役として、返歌を返したのです。
「あなたにお見せしたいですわ。雄島の漁師の袖さえ、波しぶきに濡れても色は変わらないのに・・・」
この意味がわかりますでしょうか?
「変わらないのに・・・」のあとに続くのは、
「私は泣きに泣いて、血の涙が出て袖の色が変わってしまいました」
となるのです。
怨念がこもってそうですね・・・
あなたよりも、私は辛い恋をして涙が枯れても泣いてしまい、
血が出てきてしまい、袖の色も変わってしまいました。
ということです。
とても強い気持ちが表れています。
遊びとはいえ、怖い歌を作りましたね・・・
本日は入学式!
新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます!
初めての校舎はいかがだったでしょうか?
着慣れない制服に身を包み、少し恥ずかしい気持ちで
式に臨んだのではないでしょうか?
これから、楽しい毎日が始まります。
たくさんの経験をし、大きく成長することでしょう。
楽しみですね!!
これからの生活を楽しんでください!
困ったことがあれば、相談してくださいね!
いつでも待ってまーす!
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