百人一首(23)大江千里(おおえのちさと)
2020.07.16
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
今日の青空は、すごくきれいですね!!
ここ最近ずっと雨や曇り続きだったので
気分が晴れなかったのですが・・・
こうして青空が見えると、とてもテンションが上がりますね!
さて、本日の一首は・・・
(23)大江千里
【月見れば ちぢに物こそ かなしけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど】
「ちぢに」とは、「千々」と書くことから、「いろいろ」ということ
物とは、自分を取り巻くいろんなこと。
前回紹介した文屋康秀が詠んだ「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ」の
和歌と同じように、言葉遊びの歌となります。
大江千里は、漢詩が得意でした。
漢詩とは、中国、当時の唐で流行っていた中国語の和歌のことです。
男性にとって、漢詩を読めること、知っていることは
ステータスのひとつでした。
大江千里が詠んだ和歌は、
唐の白楽天という人の漢詩を取り入れたものなのです。
燕子楼中霜月夜 秋来只為一人長
燕子楼で暮らしているひとりの女性、
その女性は、夫に先立たれてしまいます。
一人になってしまった女性は、悲しみに暮れ、
秋の月が出るようは、私一人のための長い長い夜なのかしら・・・と
嘆く詩なのです。
この詩を思い出しながら、大江千里は
いや、私の場合は違う。
愛しの彼女に会えない悲しさはあるのだが、私一人だけではないのだ。
と悲しいながらも、白楽天と比較をした和歌になっているのです。
平安時代は、男性は漢詩が読める。
つまり、漢字が読めることがモテる基準となっていました。
逆に、女性はひらがなを読むことができることが喜ばれたのです。
もちろん、それはおかしいと、
男性でもひらがなの読み書きをしたり、女性でも漢詩を習ったりしていました。
漢字が読めることがモテる要素なんて、
今で考えれば、小学生のうちにモテモテになっちゃいますね!
12中は、テスト2日目が終了しました!
今日の出来は、いかがだったでしょうか?
失敗した・・・や悔しい思いをしているでしょうが、
明日が、テスト最終日!!
切り替えて、明日のための勉強をしましょう!!
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