百人一首⑬陽成院(ようぜいいん)
2020.06.18
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
昨日までの晴天とはうって変わって
今日は、見事な雨ですね。
この雨は夜まで続くそうなので、
滑らないように注意してくださいね!
さて、本日の一首は・・・
⑬陽成院
【筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる】
筑波嶺とは、茨木県にある筑波山のこと。
峰とは、山頂のこと。
男女川(みなのがわ)とは、筑波山の山頂である男体山と女体山からの川のこと。
淵とは、水がたまっているところ。
陽成院は、天皇になったものの病弱だったため、
17歳のときに上皇になりました。
上皇になると、生活はほとんど隠居状態。
何もすることがありません。
暇な時間は、ある人への恋心を積もらせます。
最初は、たまに思い浮かべる程度だった気持ちも
だんだんと積もり、四六時中考えるようになりました。
そこで、陽成院は思い切って
ラブレターを書いてみました。
「筑波山の山頂である男体山と、女体山から流れる川のように細く小さな想いから、
合わさってごうごうと流れる男女川のように、想いが大きくなってしまいました。
今では、淵のように深く深く想っています。」
その後、陽成院はその想い人と見事結婚することができたらしいですよ。
平安時代になると、恋心を描いた歌が多くなりますね。
この歌は、すごくまっすぐな想いの伝え方だなあ・・・と感じました。
豊中市/小曽根・高川・豊南・浜地区 地域密着型塾
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