百人一首⑰在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)
2020.07.03
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
この梅雨らしく、夜の田んぼには、
カエルがたくさん鳴いていますね!
『かえるの合唱』という曲がありますが、
まさに、合唱といっていいほど、聞いていてあきませんね!
少しずつ季節も変わっていっているのだなあと感じました。
さて、本日の一首は
⑰在原業平朝臣
【ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは】
神代とは、神々が生きていた時代のこと。
からくれなゐとは、唐紅色で、中国の赤色のこと。
水くくるとは、絞り染めにしたこと。
平安時代一のイケメンと呼ばれていた業平は
あるとき、天皇の后である高子から屋敷に呼ばれました。
高子は天皇の后になる前は、業平の恋人だったのですが、
天皇の后になったことで簡単には会えなくなってしまった。
そこで、業平に屏風に和歌が書いてもらい、
いつでも思い出せるようにしようと、屋敷に呼んだのでした。
屋敷に着いた業平が見た屏風には、
美しい紅葉で埋め尽くされた竜田川が描かれていたのです。
こんなに赤く染め上がっているのは、
神々の時代でもなかっただろう!
なんと美しいんだ!!
昔の私たちの熱い恋を思い出すなあ・・・
百人一首で、一番有名な歌なのではないのでしょうか?
漫画のタイトルにもなっております。
ちはやふるというのは、神という言葉の枕詞です。
この歌の舞台になる竜田川は、私の地元に近く、
秋には紅葉で、春にはさくらで見事に川の表情が変わります。
ぜひ一度見に来てくださいね!
豊中市/小曽根・高川・豊南・浜地区 地域密着型塾
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