(78)源兼昌(みなもとのかねまさ)

2021.02.27

こんにちは、教室長のこうちです。

 

本日は、晴れ!

学年末テストも終わり、心晴れ晴れとしているのではないでしょうか?

 

受験生は、まだ公立高校の受験が残っていますが、

春の日を楽しんでください。

 

 

さて、本日の一首は・・・

(78)源兼昌

【淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝ざめぬ 須磨の関守】

 

 

この時代に活躍した女性でよく知られているのは、

清少納言と紫式部

 

今回は、紫式部の『源氏物語』の「須磨の巻」を読んだ

源兼昌が光源氏のことを思って詠んだ歌です。

 

『源氏物語』は、平安時代に天皇の子として生まれた

誰もを魅了する男として生まれました。

 

幼い頃に母をなくし、天皇が後妻として迎え入れた藤壺に

心を寄せていきました。

 

光源氏は、葵の上と結婚したり、夕顔と恋をしたり・・・とたくさんの恋をしています。

 

その中でも宮中を離れ、恋愛から離れ、

須磨に療養していたときは、さぞかしさびしかったのではないでしょうか。

 

夜のなると、旅をする鳥である千鳥の鳴く声が聞こえてきます。

群れで行動する千鳥に対して、一人っきりで過ごす光源氏の気持ちがいかがだったのでしょうか。

 

 

その気持ちを詠んだ歌が、こちらなのです。

「須磨の浦から淡路島へ波をこえて渡って行く千鳥の鳴き声を聞いて

須磨の関守は、何度目をさましたことだろうか・・・

同じように光源氏もさびしさに眠れない夜もあっただろう。」

 

 

『源氏物語』は、現在までも人気で、現代語訳から解釈本まで

さまざまなジャンルで再登場しています。

 

私も有名な巻だけで読んだことがあるのですが、

光源氏の恋愛体質には、あっぱれ!としかいいようがありません笑

 

当時だからこそ、大目に見てもらえる恋愛のしかたですが、

現在にもちこんだら、どれだけの修羅場を見ることになるか・・・恐ろしいですね。

 

あと、学校は1ヶ月ありますが、勉強も部活も少し落ち着くときだと思います。

有名な作品などをこの機会にぜひ読んでみてくださいね!

 

 

 

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