(93)鎌倉右大臣(かまくらのうだいじん)
2021.04.13
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
春も真っ只中になり、雨もよく降るようになってきました。
これでは、いつのまにか夏になってしまいそうですね。
さて、百人一首も終わりに近づいてきました。
(93)鎌倉右大臣
【世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも】
鎌倉右大臣こと、源実朝は、
12歳で、鎌倉幕府の第3代将軍になります。
しかし、実権を握っていたのは、北条義時でしたので
お飾りだけの将軍でした。
お飾りだけで、進んで行く政治。
正直、自分はいてもいなくてもよいのでは・・・?と
孤独に感じることが多々あったのでした。
そんな中、気持ちを紛らわすために
藤原定家に歌を学び始めました。
実朝は、歌の中でも万葉集に心惹かれ、
自然をメインとした雄大な歌を作ることにしました。
実朝の歌の才能は、すばらしく評価も高く、
天才と呼ばれることもありました。
実朝が20代になったとき、政治のこともわかり始め、
将軍としてこの世の心配をしたときに、歌ったのがこの歌なのです。
「今生きているこの世の中は、いつまでも変わらないでいてほしいのです。
波打ち際で、漁師が船を綱で引いていく当たり前の情景も、なんだか切なく感じてしまうのです。」
実朝は、このあと28歳のとき
甥に刺されて死んでしまいます。
天才は早死にするといいますが、
歴史を紐解くと本当にそんな気がします。
現在を見ても、今まで当たり前だったことができなくなってしまっています。
あたり前のことは、日常になり、感謝に気づきにくくなりますが、
こうやって生活できているだけでも、日々感謝していかなければなりません。
〈〈〈3月9日〉〉〉
さて、何の日付だと思いますか?
これは今年度の公立入試の試験日です。
新学年になり、いきなりこれかよ・・・と思うかもしれませんが、
目標をしっかりと持ち、計画を立て、実行していく。
これは社会に出たときにとても大切になってきます。
社会に出て、働くだけではありません。
遊びに行くときなどでも、目的地を決め、持ち物や行き方などの計画を決め、実際に行く。
行った先でも、予想外のことが起こるかもしれません。
そんなとき、どのように対応するべきかなどにも関わってきます。
今までそんなことをしたことがない人も
これは練習すれば身につけることができるスキルです。
これを機に、考えてみてくださいね!
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