(94)参議雅経(さんぎまさつね)

2021.04.16

こんにちは、教室長のこうちです。

 

本日は、雨予報・・・のはずが少し晴れ間も見えますね。

 

この時期は、天気が変わりやすいですからね。

風も強いので、外出するときは気をつけてくださいね。

 

 

さて、本日の一首は・・・

(94)参議雅経

【み吉野の 山の秋風 小夜更けて ふるさと寒く 衣うつなり】

 

参議雅経は出身は、蹴鞠で有名な名家でした。

 

子どものときから蹴鞠に触れ、大人になるにつれ才能を発揮!

蹴鞠のプレイヤーとしても有名でした。

 

 

そんな参議雅経は、もう一つ才能を発揮したのが、和歌でした。

 

和歌でも有名になった参議雅経は、

源頼朝にも認められ、親交を深める仲になったのです。

 

和歌でも才能を発揮した参議雅経は、

有名になりあるとき、歌会に誘われました。

 

その歌会は、ある貴族のプライベートで開催され、

難題がいくつか用意されていました。

 

その中でも、ことさら難題だったのが、

「衣をうつ心」というテーマです。

 

 

「あら、とても難しいお題ね~」

「う~ん、思いつかないなあ・・・」

 

参加していた人たちが、悩んでいた中

参議雅経は、「う~ん」と考えたあと、スラスラとこの歌を作ったそうです。

 

 

「吉野の地に山から秋風が吹いている。

夜も更けてきて、かつて都であったここは、なんとも寒々しく

衣をたたく音だけが聞こえてくることだ。」

 

 

百人一首も、気づけば平安時代を過ぎ、鎌倉時代まで来ましたね。

 

平安時代は貴族が権力を持ち、力をふるっていた時代でしたが、

鎌倉時代になり、武力で権力を勝ち取る時代に変わりました。

 

その中でも変わらずに残っていたのが、文化です。

 

新しい文化はもちろん誕生していましたが、

和歌など古くからある文化は、変わらず残り続けていました。

 

将軍にも武力だけではなく、教養として和歌を学んだりということもしていたました。

 

現在でも、形は変わりましたが派生して

俳句や川柳、短歌や詩などがあります。

 

グローバル化は進んでいますが、古来からある日本限定のものは

残していきたいものです。

 

 

給食が始まり、本格的な学校生活!

今週から、授業時間が5時間や6時間になり、

中学生は部活が始まり、慣れないハードな生活を楽しんでいるのではないでしょうか?

 

塾でも、授業中とても眠たそうにしている生徒がちらほらいます。

(もちろん、授業が終わるまでがんばってもらいますけどね!)

 

さらに、低気圧や季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。

 

無理はせず、しっかり休めるときは休んで

学校生活を全力で楽しめるようにしてくださいね!

 

 

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