(97)権中納言定家(ごんちゅうなごんていか)

2021.04.28

こんにちは、教室長のこうちです。

 

もう少しでゴールデンウィーク!

しかし、今年はコロナの影響でどこにも遊びに行けなさそうですね。

 

日に日に増えている感染者数。

 

対策はきちんとしますが、あまり神経質にならないように気をつけてくださいね。

 

 

本日の一首は・・・

(97)権中納言定家

【来ぬ人を まつ帆の浦の 夕なぎに やくや藻塩の 身もこがれつつ】

この歌は、定家が若い海人さんの気持ちになりきって作った歌です。

 

海人として働いている若い女性がおりました。

 

彼女には、愛する恋人がおりましたが、

恋人は遠く出稼ぎに出ていて、なかなか会えず帰ってもきません。

 

毎日、毎日、彼の帰りを待つ彼女。

 

しかし、毎日の仕事は延々と続きます。

 

海に入ったり、魚をおろしたり・・・・

 

そんな中、一番恋人のことを考えてしまうのは、

風がなく、山も海も落ち着いている夕凪の時間でしょうか。

 

この時間は、風がなく、塩を作るための海藻を焼くのにちょうどよいのです。

 

海藻の様子を見ながら、焼く時間・・・

 

波の音と火の爆ぜる音がただただ響き、

彼女はどうしても彼のことを考えてしまうのでした。

 

 

そんな彼女の心を歌ったのが、この歌です。

 

「全く帰ってくる気配がない恋人を松帆浦で待つ私は、

塩を作るために焼く海藻のように、あなたに恋焦がれているのです。」

 

 

 

権中納言定家は、この小倉百人一首を選首した一人でもあります。

 

権中納言定家ことより、藤原定家は、和歌の名家に生まれ、

自分の代でも大いに和歌を発展させました。

 

多くの名歌を作った中で、この歌を百人一首に入れたということは、

よほど思い入れがあったのでしょう。

 

 

 

 

意気消沈のゴールデンウィーク

今回で、何度目かになる緊急事態宣言ですが、

今まで以上に厳しいルールとともに、スタートされました。

 

百貨店をはじめとした商業施設が休業になり、

ゴールデンウィークは、どこにも遊びにいけない状態となります。

 

部活の試合等もなくなり、子どもたちにとっては迷惑きわまりない話でしょう。

 

しかも、撒き散らしているのが大人という

目にも当てられない状態となっています。

 

公園は、連日人であふれかえり、

どこでその元気を発散していいのやら・・・

 

偉い人の前だけええ格好して、

人のことを考えれず、迷惑ばっかりかけるような大人には、

ほんまにならんといてくださいね。

 

今のテレビなどで見る大人を反面教師にして

健やかに育っていってください。

 

 

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