(96)入道前太政大臣(にゅうどうさきのだいじょうだいじん)

2021.04.23

こんにちは、教室長のこうちです。

 

最近は、昼間は暑く、朝晩は寒いという春らしい天気となってきました。

空気の匂いも、春らしくなってきて、

まもなく4月も終わりを向かえようとしています。

 

 

さて、本日の一首は・・・

(96)入道前太政大臣

【花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり】

 

入道前太政大臣こと、藤原公経は、平安時代が終わりに近づき

鎌倉時代が始まろうというときの貴族政治の真っ只中におりました。

 

貴族側では、どうにか源氏を倒そうと、計画を企てているところでした。

 

藤原公経は貴族でありながら、源頼朝と親戚関係あたる女性を妻として迎えておりました。

そのため、貴族側にばかりつくわけではなく、

源氏側にも配慮した行動をする必要がありました。

 

承久の乱

 

鎌倉幕府が誕生し、政治の中心が鎌倉に移動し始めたとき

京都の貴族側が、自分たちのほうへ政権を戻そうと起こした戦いです。

 

そのとき、藤原公経はどちら側につくか、かなり迷いました。

 

自分は、貴族であるので立場上貴族側につくのが当たり前です。

しかし、藤原公経は源頼朝と親戚関係にあたる妻がいるので、

貴族側についてしまうと、妻ともども命の危険性もあります。

 

悩んだ末、藤原公経は源氏側につくことに決めました。

 

貴族側の計画をすぐさま源氏に知らせに馬を走らせます。

 

その計画を知った源氏は、瞬く間に貴族側への対策を立て

見事勝利することができました。

 

この勝利は、藤原公経のおかげだということで

藤原公経は太政大臣にまで出世しました。

 

 

藤原公経は、出世しお金にも余裕が出てきたので

京都に山荘を作ることにしました。

 

名前を西園寺と言います。

 

これを建てたとき、季節は春。

 

庭を見ると、強い風に吹かれ桜が舞い散っています。

 

これを見た藤原公経が詠んだ歌が、これなのです。

 

「桜の花が散るのを誘うように、強い風が吹く庭は、まるで雪が降っているようだ。

しかし、本当に古っていくのは私の老いなのだなあ。」

 

 

このとき建てられた西園寺は、

その後、足利義満が受け継ぎ、金閣寺となったそうです。

 

関西に住んでいながら、まだ金閣寺・銀閣寺は見たことがないんですよね。

 

春も心地よいですし、機会があれば見に行ってみたいと思います。

 

 

 

 

4月はいかがだったでしょうか?

新学期が始まり、新しい生活が始まり、とてもバタバタとした4月だったのではないでしょうか?

 

中学校では、部活が決まり、

少しずつ生活リズムが定まってきます。

 

小学校では、給食が始まり、じっと授業を受けるという初めてのことに

なかなか我慢できない子も多いのではないでしょうか?

 

高校では、距離感がまだわからない友達との緊張感や

難易度が上がる勉強に戸惑いが多かったりもしたのではないでしょうか?

 

あと1週間、学校に行ってしまえば

待ちに待ったゴールデンウィーク!

 

今年は、緊急事態宣言も発動され、どこにも行くことはできませんが、

家でゆっくり過ごすだけでも、緊張が緩み、リラックスできるのではないでしょうか?

 

一番、GWを待ちに待っているのは私かもしれませんが・・・笑

 

早くGW来ないかな~!笑

 

 

 

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