(98)従二位家隆(じゅうにいいえたか)

2021.04.30

こんにちは、教室長のこうちです。

 

本日は、とてもいいお天気ですが、風がとっても強いですね・・・

帽子などを吹き飛ばされないように気をつけてくださいね!

 

 

さて、百人一首もゴールが近づいてきました!

(98)従二位家隆

【風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎ夏の しるしなりける】

日本の暦は、新暦で昔は違う暦で、

1年が回っていたというのを、ご存知でしょうか?

 

日本には四季があり、現在はなんとなく

3月~5月が春

6月~8月が夏

9月~11月が秋

12月~2月が冬

と体感的に思っていると思います。

 

しかし、この頃は暦で四季が決まっていたました。

1~3月が春

4~6月が夏

7~9月が秋

10~12月が冬

でした。

 

ちょうど今の感覚と、1ヶ月ほどずれがある状態です。

 

数字で見ると、「え!そんな違うの?!」と思うかもしれませんが、

現在の8月が当時の7月だったので、時期としては変わりません。

 

しかも、この暦通りに行事を行い、

その次の日から季節が変わるとされていたのです。

 

その一つが、六月祓(みなづきばらえ)です。

これは、1~6月までの穢れを祓い、残りの半年を過ごしましょうという行事です。

 

この六月祓を行った次の日から秋とされていました。

京都の上賀茂神社で行われていました。

 

内容は、藁などで大きな輪を作り、鳥居の真ん中に置き

その中をくぐると祓いが完了というものです。

 

その他にも、自分の分身である形代(紙でできた人型)を

川に流して、禊を行うことなどもしているそうです。

 

 

なぜ、こんなに暦や行事に対して説明しているのかというと、

今回の歌の内容に関係あるからです。

 

この歌は、家隆が天皇の后になるために、嫁入りしてきた竴子の

嫁入り道具のひとつの屏風に記した歌なのです。

 

お雛様であるように、嫁入り道具はたくさんありますが、

屏風もその一つで、竴子が持ってきた屏風は1年の行事が書いてあるものでした。

 

その屏風に、和歌を書いてほしいとお願いされた家隆は、

夏の終わりに行う六月祓が書かれているところに、この歌を記したのです。

 

 

「風がそよそよと音を立てて吹き、楢の木も御手洗川のあたりの夕暮れも

すっかり秋の気配がただよっている。六月祓のみ、まだ夏のしるしなのだなあ。」

 

 

ならの小川とは、奈良のことではなく、

上賀茂神社の近くを流れる御手洗川(みたらしがわ)のことだそうです。

 

歌を詠んだだけでは、奈良のことかな?と思ったのですが、

この頃は、まだ大和国でしたから、奈良の地名はありませんね・・・

 

 

 

ゴールデンウィークが始まります!

今年は、どの娯楽施設や商業施設も休業で遊びに行くことができません。

 

しかも、コロナの影響がかなり拡大されているので

外に出るのもなんだか心配・・・・という気持ちになりますね。

 

そんなとき、家でしっかりと勉強して

友達よりも一歩先へ進みましょう!

 

ウィルビーの生徒の中には、「せっかく勉強できるのに・・・」と

ウィルビーのGW休校を惜しんでいる子もいました。

 

とても良い姿勢ですね。

 

勉強する環境が整っているところでしか勉強できないという子も多いのですが、

これを機に、ぜひ家でも勉強できるような環境を模索してほしいと思っています。

 

ゆっくりでよいので、自分に合ったやり方を見つけていきましょう!

 

 

豊中市/小曽根・高川・豊南・浜地区 地域密着型塾

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