百人一首⑮光孝天皇(こうこうてんのう)

2020.06.24

こんにちは、教室長のこうちです。

今日も暑い夏日になっていますね!

教室でもクーラーを入れ始めました。

さて、本日の一首は・・・

⑮光孝天皇

【君がため 春の野に出でて 若菜つむ 我が衣手に 雪は降りつつ】

春先、光孝天皇は、山菜や春の薬草などを取りに行きました。

好きな人のことを思いながら・・・

好きな人の喜ぶ顔を思い浮かべながら・・・

すると、春だというのに

空から、ちらちらと雪が降ってきました。

袖に雪が積もっていることにも気づかず、

夢中で山菜を取っていました。

とっても素直な気持ち、景色が思い浮かびます。

光孝天皇は、「筑波嶺の~」と歌った陽成院のあとに

天皇となった人です。

春の七草といわれるほどに、

春の山菜は邪気払いなどに良いとされ、

好きな人ではなく、大切な人のための歌ではないかとも言われているんですよ。

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