(40)平兼盛(たいらのかねもり)
2020.10.23
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
久しぶりの雨でしたね。
これからは、雨が降るたびに寒くなってきますので
体調には十分気をつけましょう。
中間テストが終わって一息ついていますが、
次は、期末テストがありますので、再度気合を入れてがんばりましょう。
さて、本日の一首は・・・
(40)平兼盛
【しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと人のとふまで】
色とは、表情のこと。
この歌は、” 忍ぶ恋歌 ” シリーズの代表的なものです。
意味は、
私の恋は、ずっと隠してきたのですが、表情に出ていたようです。
他人から、「恋のことについて考えているのですか?」と問われるほどに・・・。
です。
しかし、この歌が登場したのは、平兼盛が恋をしたときではありません。
この歌は、歌合せのときに登場しました。
歌合せとは、歌を詠み合ってどちらのほうが上手かを競います。
今で言うと、1曲作って、どちらのほうがよかったか勝負する感覚でしょうか?
その歌合せでのお題は、「忍ぶ恋」
平兼盛は、この「しのぶれど・・・」で勝負!
一方、壬生忠見は、「恋すてふ・・・」で勝負!
どちらも大変よい歌で、勝敗をつけることが非常に難しかったのです。
もう、引き分けにしようか・・・と思ったとき、
天皇が、「しのぶれど・・・」と口にされたので、平兼盛の勝ちが決定しました。
現代は、曲の上手い下手は、カラオケの採点が基準となることが多いですが、
昔は、歌つくりのほうを重視していたんですね。
現代でも歌を作るとなると、とても難しいので
歌を詠んだ人たちは、よっぽど教養があった人たちなのでしょう。
今は、競い合いなどはないので
思う存分、歌っちゃいましょう!!
中間テストはいかがでしたでしょうか?
中間テストの結果が返ってきたと思います。
ウィルビーでは、多くの生徒の成績が上がり、
大変嬉しく思います。
もちろん、中には思い通りの点数が取れなかった人もいるでしょう。
11月ある期末テストでも、1週間お助けキャンペーンを実施いたしますので
興味のある方は、早めにご連絡ください!!!
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