(56)和泉式部(いずみしきぶ)
2020.11.27
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
今日は、テストが終わり
とてものんびりな時間が塾に流れています。
・・・あれ?受験生いるはずなのになあ・・・
さて、本日の一首は、
(56)和泉式部
【あらざらむ この世のほかの 思い出に 今ひとたびの あふこともがな】
あらざらむとは、死んでしまってこの世から去ってしまうこと。
和泉式部は、とてもとても恋多き人でした。
そのため、自分の気持ちを抑えられず、
結婚しているにもかかわらず、他の男性と関係を持ったりしていたのです。
一番最初に結婚したのは、和泉守橘道貞でした。
何も問題はんく、順調に結婚生活を送っていたのですが、
和泉式部が我慢できなくなり、他の男性にも心移りしてしまったのです。
それが、為尊親王でした。
為尊親王との関係が上手くいっていましたが、
ついに、道貞に関係を知られてしまいます。
怒った道貞は、和泉式部に離婚を言い渡しました。
為尊親王との関係を続けていた和泉式部でしたが、
為尊親王は、伝染病にかかり亡くなってしまいます。
ひとりになった和泉式部は、為尊親王の弟である敦道親王と恋仲になります。
敦道親王は、軽率な人で周りの目を気にせず
和泉式部との恋人ライフを楽しみます。
4年後・・・敦道親王も流行り病で亡くなってしまうのです。
たくさんの恋をしてきた和泉式部ですが、
本人も重い病気にかかってしまうのです。
床につきながら、自分の人生を振り返り、
もう自分は死ぬんだな・・・と覚悟しました。
そのとき、詠んだのがあこの歌なのです。
「私はきっともう死んでしまい、この世からいなくなるでしょう。
だから、あの世への思い出として、もう一度あなたに会いたいのです。」
和泉式部もきっと浮気性だったのでしょう。
せっかく愛していた道貞を手放してしまったのだから・・・
自身の恋愛物語として、
和泉式部は『和泉式部物語』というエッセイを出版しています。
私もちゃんと読んだことがないので
今度現代語訳で読んでみたいと思います。
恋愛は、本当に自分を好いてくれる人を大切にしてくださいね!
期末テストお疲れ様でした!
期末テストの自分の出来は、どうでしたか?
自分の力の全てを出し切りましたか?
きっと次につながると思いますので
やり直しなどはやっておきましょう!
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