(89)式子内新王(しょくしないしんおう)

2021.04.02

こんにちは、教室長のこうちです。

 

本日はとっても暖かいですね。

分厚めの服を着ると「暑いなあ・・・」と感じるようになってきました。

 

外で遊ぶにはもってこいになりました。

対策は十分にした上で、この春の日を楽しんでくださいね!

 

 

本日の一首は・・・

(89)式子内新王

【玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば しのぶることの よわりもぞする】

 

 

事の起こりは、平城京を平安京に遷都しようとしたときです。

 

神への感謝と誓いのために、斎院という制度が始まりました。

斎院とは、神に仕える未婚の皇女のことです。

 

つまり、結婚していない身分の高い女性がなる役職なのです。

 

巫女とは違い、能力などはなく簡単にいえば、神様側の人質とでもいいましょうか、

そこまで厳しい縛りがあったわけではありませんが、その役職についている間は、

結婚することも、恋愛することも許されませんでした。

 

斎院は、場所の名前でもあり、

今の京都の賀茂神社付近に斎院が住む場所があり、

そこでは、歌や文学などがとても栄えていました。

 

その中で、式子内新王は当時最高峰の女流歌人として

有名だったそうです。

 

式子内新王が女流歌人として有名になる前、

藤原俊成に歌を学ぶことになりました。

 

藤原俊成とは、寂連法師を養子にもらっていた当主です。

 

藤原俊成は、大変な歌の名家の当主だったため忙しく、

かわりに息子の定家が歌を教えることが多かったようなのです。

 

初めて会ったとき、定家が式子内新王にひとめぼれ。

しかし、式子内新王は斎院の身、恋愛は許されません。

 

密かな思いとともに、歌を教えていました。

 

一方、式子内新王は最初は何とも思わなかったのですが、

勉強会を重ねるごとに、定家のことが気になり始めました。

 

(私は神に仕える身・・・この恋心は忘れなくては)

 

せっかく芽生えた恋心をそっと隠す思いを歌ったのが

この歌なのです。

 

「私の命よ、絶えるのなら絶えてしまいなさい。

そうしなければ、耐え忍ぶこの心が弱ってしまいそうなのだから・・・」

 

平安時代は、このような忍ぶ恋がたくさんありました。

 

身分が違ったり、すれ違いが起こったり、

今回のように役職上諦めざるを得なかったり・・・

 

今は、自由恋愛が普通になっておりますので

身分違いの・・・・という恋愛は少ないと思います。

 

友達の好きな人を好きになってしまった・・・という場合は

忍ぶ恋になるかもしれませんね。

 

これから新しい環境になります。

別れもありましたが、新しい出会いがたくさんあります。

 

学校が変わると、人も違い、人数も違います。

 

期待大きく、新しい環境に飛び込んでくださいね!

 

 

 

春休みの宿題は終わりましたか?

小学生はないようですが、中学生は出されているみたいですね・・・

 

せっかくの春休みなのに~!と思っているなら

とっとと終わらせて、遊びまくりませんか?

 

ウィルビーは、15時から開校しており、

自習にも来れるようになっています。

 

とっとと終わらせて、残り楽しい春休みを過ごしましょう!

 

 

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