(92)二条院讃岐(にじょういんのさぬき)
2021.04.10
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
連日きれいな晴れが続いてますね。
風も強いですが、これだけ晴れると心も晴れやかな気分になります。
残念ながら、土日の部活動はなくなってしまいましたが、
その分、他で発散させる方法を考えましょう!
さて、本日の一首は・・・
(92)二条院讃岐
【我が袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かはく間もなし】
二条院讃岐は、侍女と出かける用事がありました。
帰りがけ、海が近いので波打ち際まで行ってみることに。
そこは、とても穏やかな海で、海の中まで延々と砂浜が続いています。
「このあたりにはあまり石がないですね~」
「そうですね。干潮になっても全く石が見当たりません。
しかし、沖のほうにはきっとあるのでしょう・・・」
「それはどういう意味で・・・?」
侍女が聞いたあと、二条院讃岐は返事の代わりに
歌で返事をしたのでした。
「私の袖は、干潮になっても見えない沖にある石のように
人には知られず、あの人を思う恋心で、乾く間もなく濡れてしまうのです。」
その後、この歌は有名になり、
二条院讃岐は、「沖の石の讃岐」と呼ばれるようになったそうです。
今回も本歌取りの歌になります。
本歌は、有名な和泉式部の
【わが袖は 水の下なる 石なれや 人に知られで かわく間もなし】
です。
和泉式部は、水の下にある石と見えるものに思いを寄せて作りましたが、
二条院讃岐は、見えない沖の石に思いを寄せたとして、高く評価されました。
他にもさまざまな代表作を残し、出家したそうです。
新学期最初の1週間が終わりました!
新しいクラスはいかがだったでしょうか?
新しい校舎はいかがでしたか?
ドキドキワクワクで始まった1週間も
ようやく一息をつきました。
現在、土日は部活がありませんので、
ゆっくり休めますね。
来週からは、本格的に授業が始まるでしょう。
今までと違った雰囲気に違和感を覚えるかもしれません。
しかし、徐々に慣れてきます。
今まで経験したことがないこともあると思います。
毎日楽しみに過ごしてくださいね!
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