(64)権中納言定頼(ごんちゅうなごんさだより)

2020.12.18

こんにちは、教室長のこうちです。

 

本格的な冬がやってきて、

各地では大雪になっているみたいです。

 

昨日も、このあたりで雪がちらついたのだとか・・・

今年は冬らしい冬になりそうですね!

 

 

さて、本日の一首は、

(64)権中納言定頼

【朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれわたる 瀬々の網代木】

網代木とは、魚を追い込んで捕らえる網代という漁法のときに使われる木の杭のこと。

 

 

権中納言定頼が、宇治にいたころ

朝早く起きて、宇治川のほとりを散歩していました。

 

この宇治川は、『源氏物語』の舞台となったところでもあります。

 

身分が低い家に生まれた浮船、その浮船に恋をする薫。

身分の違いから、なかなか婚姻まで結びつかないまま、恋敵に浮船の存在を知られてしまいます。

2人からの求愛に答えられないと悟った浮船は、入水自殺を図ります。

 

しかし、運よく生き延びることができた浮船は、

助けられたあと出家し、生涯独身を貫くのでした。

 

浮船の本当の身分は、高貴で薫とも婚姻することができたのですが、

さまざまな要因が重なりあって、結ばれることがなかったそうです。

 

 

結ばれなかった悲しい恋をした場所である宇治川に

濃い霧がかかり、ところどことに網代木が見えます。

 

「この深い霧が浮船を隠し、2人の悲しい恋があったのだなあ」

と感慨に耽っていました。

 

この様子を詠もうと思い、できたのがこの歌です。

「徐々に明るくなってくる明け方に、宇治川の霧が少しずつ晴れていく。

その晴れ間から、ところどころに現れてきたのが、川瀬に打ち込まれた網代木だよ。」

 

これは、風景を詠んだ歌で、叙景歌といいます。

 

百人一首は、恋の歌が多い中

このような自然に関して詠んだ歌は珍しいのではないでしょうか。

 

恥ずかしながら、私はこの歌を初めて聞きました。笑

 

ちなみに、この権中納言定頼は、

小式部内侍に、「歌合わせの歌は、お母さんに聞かなくて大丈夫?」と

からかった人でもあります。

 

最後は、病気のため出家したようですが、

かなりのお偉いさんだったようですよ。

 

 

 

志望校は、決まりましたか?

大阪府は、学校が多いため

公立でも私立でも選びたい放題!

 

しかも近くに学校があることが多いので

交通の便もすごいよいことが多いです!

 

他県から見たら、「学校に自転車で行けるとかええなあ・・・」とうらやましいです笑

 

しかし、学校がたくさんあるからこそ、

学校選びは難航していると思います。

 

「あの学校もいいけど・・・

この学校も魅力的だし・・・」

 

気になる学校には、もうオープンスクールへ行っているはずなので

あとはあなたの好み次第!

 

近さや部活、進学先などの条件で選ぶのもいいのですが、

最後は「自分が一番いいなあ!」と思った学校を選ぶことをおすすめします。

 

前向きな理由で選べば、きっと楽しい学校生活が待っています!

逆に、後ろ向きな理由で選んでしまうと、条件がよくてもなんか物足りない・・・という学校生活になるでしょう。

 

最後の最後まで迷ってOKなので

自分が納得いく選択をしてくださいね!

 

 

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