(87)寂連法師(じゃくれんほうし)
2021.03.27
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
今日はとってもいいお天気!
風も弱く、桜がとっても輝いて見えますね!
明日は雨だそうなので、今日にお花見をしてしまってもいいかもしれません!
さて、本日の一首は、、、
(87)寂連法師
【村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ】
寂連法師は、出家する前の名を藤原定長といいました。
藤原定長は、養子として藤原俊成のところへ来ましたが、
その後、藤原俊成に子どもが生まれ、将来の期待もされなくなりました。
藤原俊成の家は、「御子左家」という歌の流派で有名で、
なかなか子どもができないため、養子として藤原定長を養子に迎え入れたのでした。
しかし、子どもが生まれ藤原俊成はその子に将来を期待し、
御子左家を継がせようよ決めたのです。
(ああ、私はもう必要なんだな・・・)
と感じた定長は、出家することを決めました。
寂連法師となり、京都の嵯峨に移り住みました。
僧になり、ゆったりと過ごしていたある日、
後鳥羽上皇から使いがやってきて、「一流の歌人が集まる歌合わせに来てほしいのです。」
とお誘いを受けました。
上皇からのお誘いを断るわけにはいきません。
出向いた歌合わせで詠んだ歌がこの歌なのです。
「寒い季節に降るにわか雨。その雨のしずくが乾かない間に、
杉やひのきの葉から、白く霧が立ち上ってくる秋の夕暮れであることよ。」
もの悲しい気がする秋の夕暮れ。
そんな夕暮れをさらに、霧によって憂鬱とさせる情景を見事に詠んだ歌といえるでしょう。
和歌や俳句、川柳などを詠んで思うのが、
よく状況を少ない文字で表現することができるなあと感心します。
お~いお茶のパッケージにも川柳が載っていますが、
現代にもとても上手に言い表す人たちがたくさんいるんだなあ・・・と
尊敬してしまいますね!
お~いお茶の川柳は、ネットから応募できるみたいなので
興味がある人は、チャレンジしてみてくださいね!
春休みがやってきました!
ついに春休みですね!
今日は、お天気もよく桜も満開だったりするので
出かける人も多いのではないでしょうか?
しかし、中学生は春休みの宿題・・・出ていますよね?
夏休みや冬休みよりは、少ないでしょうが
気がつけば、春休みもすぐに終わってしまいますよ!
明日からやろう・・・ではなく、
今少しだけやろう!と続けて早く終わらせましょうね!
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