日本誕生神話への道④
2020.01.11
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
昨日の夜から寒く、今日は昨日より空気が冷えてますね。
ウィルビーへ来る途中、大きな飛行機雲があり、とてもきれいでした。
さて、今日は黄泉の国へ行ってしまったイザナギとイザナミのお話の続きをしましょう!
火の神様を生み死んでしまったイザナミは、死後の世界の黄泉の国へ行ってしまいます。
昔は、現世も死後の世界もつながっていると考えられていました。
そのため、黄泉の国へ行くことも簡単にできたのです。
私の姿をみ~た~な~!!!!!!
死後の世界である黄泉の国へ行ったイザナミを忘れることができないイザナギは、
イザナミを取り戻すために、黄泉の国へ向かいます。
黄泉の国へつながる扉の前まで来たイザナギは、イザナミに呼びかけます。
「まだ、国作りは完成していないから、一緒に帰ろうよ!!」
しかし、イザナミは、黄泉の国の食べ物を食べてしまったので帰ることができません。
そこで、「黄泉の神に聞いてみるから、見ないで待っててね!」とイザナミは、話し合いにいきました。
イザナミは、いくら待っても帰ってきません。
待ちきれなくなったイザナギは、そーっと扉を開けて中をのぞいてしまいます。
すると!! そこにいたのは、腐りかけた醜い姿のイザナミがッ!!
「み~た~な~!!!!!」 と、醜い姿を見られたイザナミは怒って、
黄泉の国の鬼女である黄泉醜女(よもつしこめ)に後を追わせます。
イザナギは、必死に逃げました。
追いつかれそうになったとき、自分の髪飾りを投げつけました。
飾りが落ちたところから、するするとブドウの木が生え、たわわなな実がなりました。
黄泉醜女は、ブドウに夢中!
次に、追いつかれそうになったとき、
櫛の歯を投げつけると、タケノコがむくむくっと生えてきました。
黄泉醜女は、タケノコに夢中!
これに怒ったイザナミは、雷神7人と黄泉の軍勢1500人を追わせます。
現世に帰る最後の坂にたどりついたとき、
桃の実を投げつけると、みんな逃げていきました。
最後は、イザナミが追いかけてきた!
それに焦ったイザナギは、大きな重い岩で道を塞ぎ、
「もうお前とは、離縁してやる!!」 と言いました。
これに、怒ったイザナミは、「それなら、1日にあなたの国の人々を1000人殺してやりましょう!」 と。
それに対し、イザナギは、「それなら、私は1日に1500人を生みましょう!」と返し、
この世では、1日に1000人死に、1500人が生まれるようになりました。
現世へ帰る最後の坂のことを『黄泉比良坂』(よもつひらさか)といい、
島根県の伊賦夜坂(いふやさか)のことらしいです。
桃の実は、邪気を祓う神聖な力を持っていました。
桃太郎も、名前に”桃”がついていたから鬼を倒せたとか?!
こうして、今まで同じ世界だった現世と黄泉の国は、
大岩によって分けられたのです。
いかがでしたでしょうか?
死後の世界は、地獄と天国のどちらかと思っている人も多いと思いますが、
日本は死後の世界は、黄泉の国の1つだけなのです。
地獄の話や神話の話は、『鬼灯の冷徹』という漫画で
かなり詳しく説明されており、その世界観での楽しい漫画になっているので
ぜひ読んでみてくださいね!!
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