(58)大弐三位(だいにのさんみ)

2020.12.02

こんにちは、教室長のこうちです。

 

今日は、ウィルビーの前のイチョウの木が

昨日まではふさふさだったのに、きれい刈り取られてしまっていました。

 

森であれば、最後まで自分の力で散らすことができるのでしょうが・・・

街路樹の運命ですね。

 

こちらとしては、掃除が楽になってありがたいです。

 

木のお世話をしてくださる方々ありがとうございます。

 

 

 

さて、本日の一首は・・・

(58) 大弐三位

【有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする】

有馬山から見える猪名地方は、笹原に覆われていたそうで、

2つの名前は、セットで出てくることが多いそうです。

 

 

 

大弐三位は、紫式部の娘で、母亡き後

中宮定子に仕えておりました。

 

宮中にはさまざまな人が行き来し、

出会いの場でもありました。

 

その中で、大弐三位はある貴族の男性と恋に落ちるのです。

 

しかし、当時の男性はいろんな女性と関係を持つことが多く、

なかなか会いに来てくれませんでした。

 

ある日、久しぶりに相手から手紙が来ました。

「私はあなたの気持ちがわからず悩んでなかなか会いに行く勇気が出なかったのです。

あなたが心変わりしていないと不安でたまりません。」

 

これを読んだ大弐三位は、「まあなんてこと!」と驚き、

少し嫌味を含んだ返事を出したのです。

 

「有馬山のふもとの猪名の笹原は、風が吹けばそよそよと音を立てます。

そうよ、そうですよ!どうして私があなたのことを忘れましょうか?

忘れているのはあなたではないですか?」

 

 

紫式部に娘がいたんですね!

これで、私は初めて知りました。

 

大弐三位が愛した男性は、とてもいい男だったのでしょう。

いろいろな女性のもとへ通っているんですから・・・笑

 

しかし、そんな彼に嫌味を言えるなんて

素敵な関係で、とても凛とした女性だったんですね!

 

母譲りで文才に恵まれて

母のポジションを受け継ぐことができたのもすばらしいです。

 

後に結婚もし、天皇の乳母にもなったりと

かなりいい人生を送っていたのではないでしょうか?

 

平安時代とはいえ、強い女性が多いですね~

 

 

 

残すところ、あと2ヶ月!

今年度の私立入試は、2月10日!

公立入試は、3月10日です!

 

もう残された時間は限られています!

まだ大丈夫・・・と思っていたら、入試前日だ!と

ならないように1日1日を大切に過ごしていきましょうね!

 

 

 

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