(82)道因法師(どういんほうし)

2021.03.12

こんにちは、教室長のこうちです。

 

今日はあいにくの雨・・・

雨のせいか、少し暖かいですね。

 

そんな今日のお天気にちょっぴり似通う一首を紹介します。

 

(82)道因法師

【思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり】

 

誰もが一度は恋をしたことはあると思います。

 

恋の始まりは、いつも片思いから。

 

道因法師、出家する前は藤原敦頼と言いました。

彼は、役人ではあったものの、任された仕事は馬の世話。

 

当時、馬は貴重なものだったため

世話をするのも大切な仕事。

 

しかし、当時は馬の世話は、下級クラスの役人がする仕事。

 

そんな下級クラスの役人が、恋をしたのはご貴族様のお嬢様。

 

彼女に思いを寄せはするものの

お嬢様は、「そんな馬の世話などしている役人はごめんだわ!」と

冷たくあしらわれてしまいます。

 

思いは、伝えることができるものの相手にされない日々・・・

 

 

出家した今、そんなこともあったなあと思い出し、

作った歌がこの歌なのです。

 

「冷たい態度をとられ、嘆くときが多く、一度は絶ってしまおうかと考えたこの命は今日まであるものの、

この悲しさに耐え切れず、涙ばかりがあふれてくるものよ。」

 

 

片思いしたことはあるでしょうか?

 

現在では、こっそりと片思いをしていたり、

告白してしまって、振られてすっきり!みたい片思いが多いように感じますが、

当時は、何度も何度もアタックするような片思いも多かったようですね。

 

振るほうは、どんどん同情したくなってきますが、

当時はお家柄がステータスだったこともあり、眼中にないわ!という状態だったのでしょう。

 

告白するほうは、なかなかに大変だろうに・・・

道因法師は、90歳と長生きし、この句も80歳前後で作った歌だったそうです。

 

そんな年になるまで、この恋はしっかりと覚えており、

歌にしてしまうほどなんですから、よほど印象深い恋だったのでしょう。

 

 

現代でアタックを試みるのであれば、

男性もきちっと、自分磨きをしてアタックしてみてくださいね!

 

 

 

3月も半分すぎようとしています。

1月は、いく

2月は、にげる

3月は、さる

と言いますから、あっという間に過ぎ去っていくような気がします。

 

ウィルビーの生徒の中には、もう受験生モードに入っている子たちがおり、

自習にきたり、ノートまとめをしたり、志望校を探してみたりと、受験生としての活動を始めています。

 

スイッチがしっかりと入り、未来への見通しを考えれてる証拠と思います。

 

ぜひ、そろそろかな?と思う人がいるのであれば、

重い腰をあげ、動き出してみてくださいね!

 

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