(36)清原深養父(きよはらのふかやぶ)
2020.09.18
教室長ブログ
こんにちは、教室長のこうちです。
本日は、本当に風が強い!
洗濯物が飛ばされる勢いです。
校外学習に行っている中学3年生たちは大丈夫なのでしょうか?
さて、お久しぶりに百人一首シリーズへ戻りたいと思います。
(36) 清原深養父
【夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ】
宵とは、日が沈んで少ししたときのこと。
いづことは、どこということ。
夏の夜、清原深養父は奥さんと2人で晩酌を楽しんでいました。
その夜は、とても月がきれいで
夜遅くまで眺めて楽しんでいました。
短い短い夏の夜
まだ月は、空に姿を現しているのに
東の空は、明け始めてきたではありませんか!
「こんなに早く明けてしまっては、月が西まで行くことができないじゃないか。
行くことができなかった月は、いったい雲のどこで、泊まるんだろうね」
そんな月のことを心配した清原深養父なのでした。
実は、清原深養父は清少納言のひいおじいちゃん!
歌が上手いと評判だったそうです。
その遺伝子は、しっかりと清少納言に受け継がれていますね。
恋の歌が多い中、情景の歌が入ると情緒深い人なのかな・・・?と
どんな人物だったかを考えずにはいられません。
これからは秋も深まり、四季の変化を感じれる季節になってきました。
今年は、芸術の秋を堪能してみるはいかがですか?
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