(61)伊勢大輔(いせのたいふ)

2020.12.10

こんにちは、教室長のこうちです。

 

大食い系のyoutubeを見ていると

タピオカミルクティを飲みたくなり買ってしまいました・・・

 

とてもおいしくいただきました笑

 

 

さて、本日の一首は、

(61)伊勢大輔

【いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな】

九重とは、宮中のこと。

九つの門で宮中を囲ったことから、九重は宮中を指す言葉となった。

 

この頃は、藤原道長が力を持ち始めた平安時代。

娘の中宮彰子に紫式部が仕えていたときのことです。

 

そろそろ世代交代ということで、

紫式部の後釜として宮中にやってきたのが、伊勢大輔でした。

 

『源氏物語』を書き、和歌などの知的才能もあった紫式部の後を継ぐことになったので

その当時の伊勢大輔は、相当なプレッシャーだったのではないでしょうか?

 

着任して数日、奈良から御所へ立派な八重桜が届けられ、

それを受け取る儀式が行われることになりました。

 

受け取り役は、その献上品にふさわしい歌を返歌として送ります。

伊勢大輔にとっては、宮中に来て初めての大役です。

 

 

儀式のとき、全員が見守る中

伊勢大輔が詠んだ歌がこの歌なのです。

 

「昔、華やかだった奈良の都の八重桜が、今は九重の宮中で、美しく咲き誇っていることです。」

 

 

ものすごいプレッシャーの中、このような美しい対比を効かせた歌を詠めるとは

伊勢大輔は、肝の据わった人だったのでしょう。

 

現代で言えば、新しいクラスや会社に入って

自己紹介のときに、いきなり「おもしろいこと言って!」といわれているのと

同じようなものではないでしょうか・・・

 

すごい・・・

 

この歌には、出身地である奈良が入り、

素敵な花の八重桜も入っているので、個人的には好きな歌なのです。

 

ぜひ春になったら、きれいな八重桜を見にきてくださいね!

 

 

 

12月も3分の1が終わりました。

どんどん近づいてくる2021年。

 

期末テストも終わり、冬休みも近くなり、

気が抜けやすくなりますので、体調管理には十分に気をつけてくださいね!

 

 

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